Photos by Hiroshi Maeda
胸に「一番」「鮨」とデカデカ書かれたTシャツを誇らしげに着用してステージに登場。君ら、浅草でもいったんか…日本楽しかったか?…そうかそうか…。
オフィシャルからの事前情報によると「モデルやNYのおしゃれセレブに人気」「バーニーズNYのカタログモデルに」といったような事が書いてあったと思うのだけどぉ…目の前のおぼこい面々を見ているとそんな情報がにわかに信じられんのであります。
しかも鮨Tの君、まわりに魚ヘンの魚の名前がちりばめられていて、それって回転寿司の湯飲みと同じじゃないか!まさかあの湯呑まで買っちゃった?あーたぶん買っちゃってるね…。
まあルックスはそんな感じでNYという言葉さえも「嘘じゃね?」と思わず失言してしまいそうな雰囲気ですが、サウンドはというとこれまた別モノ。目をいや、耳を疑う。軽くノリのいいローファイなロック+ディスコ。踊れるロックはここ数年の音楽トレンドのひとつだけど、Virginsは曲のどれもがとってもキャッチーですぐに覚えてしまいそうなメロディに、あまり生き急いでいない独特のゆるいグルーヴが感じられるという不思議なサウンド。でもって、ディスコ期のストーンズを彷彿させるグラマラスさも兼ね備えていて、音楽的にはやっぱり、おしゃれピーポーから支持されちゃいそうなヒップな要素を金鉱山のように持っているのである。ゴシップガールの挿入歌でもある“Rich Girl”なんて旬の輝きとゴージャスさが上手くミックスされていて、あのドラマに出てくるリッチな高校生の通うクラブで流れていそう。今回のフジではまだ日が高い時間帯での出演となったのだけど、深夜のマーキーに登場してくれたら朝までノンストップで踊れそうなのである。
さて、そんなルックスとサウンドのギャップを見せつけてくれたVirginsだけど、ちらっとメンバーの私服を見たら、口が開いちゃった。驚くことにステージが嘘のように、普通におしゃれさんなのである。
な、なぜそのセンスがありながら、あのTシャツを選ぶ?!しかもこのタイミングで!私はぜひとも普段どおりの貴方達のルックスであのサウンドを堪能したかったぞ!
reported by org-mimi
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