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リュクサンブール公園

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at 6:55 pm

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Photo by Miyuki Samata

 「もしかしたら清志郎さんの所にみんな行ってしまうんじゃないかと……。来て下さって、ありがとうございます。負けませんよっ。でも私達も、(グリーンステージのライヴ)見たかった! 清志郎大好き!」

 雨あがりの夜空が広がったフジロック二日目の夜。ちょうどグリーンステージでは「忌野清志郎スペシャル・メッセージ・オーケストラ」の演奏が行われているところ。そのころ苗場食堂のステージ上には、お揃いの花の髪飾りをつけたワンピース姿の女性七人組が、アコーディオンを抱えて登場した。

 「お化けが出てくるというワルツなんですけど。どういうお化けが出てくるか、見てみて下さい。」

 柔らかな関西弁でこう曲が紹介がされると、アコーディオンの音色に混ざってヒュウヒュウとユーモラスに鳴るミュージカル・ソウの演奏が加わる。ステージの周りに弧を描いて座ったお客さんから自然に拍手が起こる中、演奏中にメンバーが一人、裸足のままステージから降りてきて、お客さんに何かを振りまいた。思わず手を伸ばせば、そこにはイチゴみるくキャンディーが。どうやらお化けが現れて、食後のデザートを振りまいて行ったようだ。

 「だって帰りたくないんだもん! フジロック最高! ありがとう~。」

 苗場食堂周辺に下げられた提灯のほんのりとした灯りに照らされながら、名残りおしそうにおしゃべりしてみせる姿がなんともほのぼのしている七人。音そのもので人を気持ちよくさせてくれる演奏って、実はなかなか出会えないものだと思う。七人の奏でるアコーディオンの軽やかで郷愁を誘う音色がこちらの肩の力をふっと抜き、堅い事は抜きに夏の夕暮れを楽しませてくれる和やかさに満ちていたのだった。 

reported by org-jet-girl

 

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1 Response to リュクサンブール公園

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Quinton Trisler

4月 9th, 2017 at 10:46 AM

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