ポストロック、ディスコ、エレクトロ、ダンサブル…と並ぶと少々食傷気味の分野かと思われそうだけど(事実私も思ったが)、その流れのバンドがこれでもか!と出てくるのはやっぱり今そういう音楽が求められているからなんだろうか。しかもネットの発達のおかげで、まだデビュー前というアーティストが来日して人気を博すことも少なくなく、Funeral Partyもご多聞にもれず、デビュー前。音源はi-tuneでのみ買える。このルートをたどってきた場合、大抵はmyspaceで人気が出て注目される…なんてパターンが多いのだけどFuneral Partyはライブ・パフォーマンスの評判からLAアンダーグラウンドシーンで注目の的となった、いわば一昔前の正統派コース。たたき上げってやつです。
いい声してるな~と思わずつぶやいてしまったのがヴォーカル、チャドの声。
“The Roxy”のキャッチーなサビメロにぴったり。
演奏自体はペラペラな部分も無きにしもあらず…だし、せっかく声がいいんだから、シャウトする部分をもう少し抑えてもいいよなあ、なんて思わなくもないけれど、それを補ってあまりある楽曲の良さが魅力的。キャッチーで覚えやすいフレーズに、ちょっとクセのあるコード展開。オリジナルな何かを感じる。LA出身だけどUKロックな雰囲気もあり。
マーズヴォルタと共演してひけをとらないと言われるだけあって、ライブ・パフォーマンスも上手い。ノセ上手だし、お客さんを煽り方も心得たものだ。はっちゃけたサウンドとマッチしてぐいぐい引っ張っていってしまう。デビュー後どうなるか?楽しみなバンドだけど、ノリすぎてお尻が半分出ていたチャド、気をつけた方が良いよ。
reported by org-mimi
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2 Responses to Funeral Party
FUNERAL PARTY「The Golden Age of Knowhere」 « OMOCHIBOYS
2月 26th, 2011 at 2:42 AM
[...] ちなみに、この前のフジのライブレポートはここに書いてありますよ。 [...]
whatevertest
11月 5th, 2014 at 5:02 AM
Usually I don’t read article on blogs, but I would like to say that this write-up very forced me to try and do so! Your writing style has been amazed me. Thanks, quite nice article.