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CAGE THE ELEPHANT

08 / 2
at 3:36 am

0724_cagethe_re_0002photo by Izumi Kumazawa

 アメリカ発のアークティック・モンキーズの再来といわれる新星Cage The Elephantがフジロックにて初見参。すでに各地での評判からここ日本にもその人気は伝播しているようで、歓声を浴びながら堂々とステージに登場した。

 ガレージっぽい癖のあるギターリフから本日のステージはスタート。そこからちょっとしゃがれた感じのロックンロールで、会場のボルテージをどんどんと上げていく。始まったばかりにも関わらず、すでに飲まれてしまっていたかも。初期衝動とも表現すべき若者のエネルギーが大きな音の塊となって全身に力強く伝わってくるからだ。それでいて彼等の鳴らすロックはどこか不思議な感じもある。ブルージーなギターソロに、体の芯から突き上げるようなリズム、それらが噛み合わさった時の大きなグルーヴが強い昂揚感を掻き立てる。その中でも演奏にあわせてクネクネと動き回りながらテンポよく歌うヴォーカルの印象がよく目立つ。時には本能赴くままに絶叫したり、機材によじ登ったりと、その奔放な姿勢には自然と眼と心を奪っていった。

 中盤ではレッチリを思わせるグルーヴが効いた楽曲を組み込んだりもしていたが、ラストに演奏した、空にどんよりと浮かぶ雲を突き抜けようとするほどの超攻撃的なパンクチューンの興奮は異常。最後はヤバイぐらいに彼等の爆音に持っていかれてしまっていた。いい意味での脱力感があった音源よりも、ライブでは直情的な衝動が詰まっていたからこそここまで熱気が高まったんだと思う。

 「アイシテマース、フジロック」という言葉を2度も発したことは、本日のライブが自分たちとしても非常に満足気であったのがよく伝わってくる。ライブ終了後には興奮を抑えられないヴォーカリスト Matt Shultzがステージへ喜んでダイヴを敢行! とりわけそのシーンが鮮明に目に焼きついている。お客さんも笑顔で彼等を受け入れていたのも非常に印象的だった。

 これぞロックンロールなライブ。これでたくましさを増したらどこまで登りつめる事やらという期待が膨らむ。そんな楽しみを覚える新星が苗場に姿を現したのだった。

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->Photo Report

reported by org-takuya

 

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