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NAOITO (KINGDOM ☆ AFROCKS)

08 / 1
at 11:47 pm

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Photo by Yoshitaka Kogawa

 昨日の雨から一転、どピーカンの空模様。オーガニック感覚溢れるナオイトウには、温かい歓声はもちろんだが、ジプシー・アヴァロンの丘を抜ける、「森のそよぎ」なるざわめきがよく似合う。空気中や内包する精神世界に漂う、「自然」と一体化し、地球の唸りや旅の足音、そして生活を共にする家族の心拍や呼吸のリズムを、楽器で生み出していっているような……そんな印象を強く受けるのだ。

 お客さんはといえば、ステージから放射される緩やかな熱を浴びて、とことんまったり。立ち上がって踊るでもなく、ゆらゆらと体を動かしている。プロフィールによれば、ジプシーのようなキャラバンを繰り広げながら活動しているという。縛られず、決して歩みを止めないスタイルを実践できている……このがんじがらめな日本において。そして、「晴れてよかった」と、ごくごく当たり前の言葉を投げる。あるがままを受け入れる寛大なこころが、じんわりと伝わってくる。

 ブラジル、ジャマイカ、キューバ、トリニダード・トバゴ……土地の匂いは色彩となってこちらの中へ入ってくる。都会的なものはなく、すべてが土の匂いだ。着の身着のまま(それはひょっとして野良着なのかもしれないが)のスタイルは、いくらか枯れた声と共にアヴァロンへ溶けていった。

reported by org-tiki

 

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