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ZAZEN BOYS

08 / 1
at 1:27 am
向井秀徳の底知れぬ才能と、自己の音楽に対する揺るぎない信頼を、これでもかというほど感じさせらたライヴだった。向井はライヴが始まる前に「森の妖精に感謝」「8ビートギャグでなく16の感じで」「性的衝動を2週間我慢した」などと独特の言い回しで語る。
そこから変拍子に次ぐ変拍子、細かいフレーズの断片を繰り返し、そして大きなうねりを作り出す”COLD BEAT”。音楽を解体する向井の鋭い切れ味と、複雑な要求に対応するメンバーたちのテクニックがすさまじい。いきなり圧倒させるライヴだ。続く”RIFF MAN”のレッド・ツェッペリンかと思わせるへヴィな迫力は、まさに昇り竜。こんな鋭さと重さを同居させるバンドはいるだろうか。日本が誇る至宝だ。フジロックに来ている外国人さんもとくと見よ。
「本能寺で待ってる」という言葉が印象的な”Honnouji”、ザゼン流シティーポップスのつもりが結局奇怪な音楽に化けてしまう”Weekend”。そして”DARUMA”、”I Don’t Wanna Be With You”とエレクトロニカ色が強くなっていく。特に”I Don’t~”はギターのカシオマンがサンプラーを操作するので、ギターの音さえしなくなる。だけども受ける印象はロック。それはベースの吉田一郎とドラムスの柔道二段・松下敦が作り出す重量ビートのおかげだろう。そして向井は、澄ました顔してキーボードでチャルメラのメロディを弾く。
長いエンディングは”Asobi”。普通、ザゼンのライヴ、特にフェスでは、”RIFF MAN”など後半に迫力のある曲を演奏することが多いけど、この日は”Asobi”なのだ。このような静かに余韻を持たせた終わり方は、盛り上げが命のようなフェスの場に於いて、向井の挑発というか、挑戦というか、実験というか。余裕綽々の顔でステージを終えた向井に恐ろしさを感じた。

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Photos by Hiroshi Maeda

向井秀徳の底知れぬ才能と、自己の音楽に対する揺るぎない信頼を、これでもかというほど感じさせらたライヴだった。向井はライヴが始まる前に「森の妖精に感謝」「8ビートギャグでなく16の感じで」「性的衝動を2週間我慢した」などと独特の言い回しで語る。

そこから変拍子に次ぐ変拍子、細かいフレーズの断片を繰り返し、そして大きなうねりを作り出す”COLD BEAT”。音楽を解体する向井の鋭い切れ味と、複雑な要求に対応するメンバーたちのテクニックがすさまじい。いきなり圧倒させるライヴだ。続く”RIFF MAN”のレッド・ツェッペリンかと思わせるへヴィな迫力は、まさに昇り竜。こんな鋭さと重さを同居させるバンドはいるだろうか。日本が誇る至宝だ。フジロックに来ている外国人さんもとくと見よ。

「本能寺で待ってる」という言葉が印象的な”Honnouji”、ザゼン流シティーポップスのつもりが結局奇怪な音楽に化けてしまう”Weekend”。そして”DARUMA”、”I Don’t Wanna Be With You”とエレクトロニカ色が強くなっていく。特に”I Don’t~”はギターのカシオマンがサンプラーを操作するので、ギターの音さえしなくなる。だけども受ける印象はロック。それはベースの吉田一郎とドラムスの柔道二段・松下敦が作り出す重量ビートのおかげだろう。そして向井は、澄ました顔してキーボードでチャルメラのメロディを弾く。

長いエンディングは”Asobi”。普通、ザゼンのライヴ、特にフェスでは、”RIFF MAN”など後半に迫力のある曲を演奏することが多いけど、この日は”Asobi”なのだ。このような静かに余韻を持たせた終わり方は、盛り上げが命のようなフェスの場に於いて、向井の挑発というか、挑戦というか、実験というか。余裕綽々の顔でステージを終えた向井に恐ろしさを感じた。

reported by org-nob

 

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