京都を中心に活動しているHarp On Mouth Sextetは電子音楽と雅楽を融合させたような曲を奏でるバンドで、音もその外見も独特だ。メンバー全員平安時代の服を模した白装束を身にまとい、笠の下からは薄い布を垂らし顔を覆っている。そんな彼らが登場するだけで、ステージ上に溢れるのは違和感、そして何かが起こりそうな不安定な雰囲気。
ちょうど裏のグリーンステージで演奏していたOASISの演奏が押したせいもあり、パレスオブワンダーはガラガラでとんこつラーメンの白天に人が並んでいるくらいだった。そんな状況の中で演奏をしなければいけないという状況は圧倒的不利だなと思えるルーキーステージで厳かに音楽が響き始めた。
音に合わせてライトが点滅する電子楽器、TENORI-ONを操るRUBYORLAの横で女性ハーモニカ隊が5人椅子に座って音を奏でる。さらにその横でパーカッションを叩きふわりとした音の中にリズムを生み出す。スクリーンには日本的な紋様や凡字をあしらった映像が流れて電子的な音楽の中にオリエンタルな雰囲気を放っている。
2曲目からはTENORI-ONの代わりにスティックライトを指揮棒のように振り全体の音を操るような手つきを見せるRUBYORLA。その手に誘われて鳴り響くハーモニカは、単純な音の反復を響かせ続けていてずっと聴いていると頭がからっぽになってフワフワと心地よくさせてくれる。気づけばOASISが終わった後の帰り道でパレスに遊びに立ち寄ったお客さんも、何が起こってるんだ?という様子で集まり、ゆらゆらとした人影を作っていた。
Photo by Terumi Fukano
reported by org-nazu
3 Responses to Harp On Mouth Sextet
エレクトロニカハーモニカ雅楽楽団 – Harp On Mouth Sextet | NoTechnoNoLife, フェティッシュな情報をあなたに
12月 12th, 2010 at 5:21 PM
[...] ■関連リンク ・HARP ON MOUTH SEXTET – JET SET INTERVIEW 086 ・» Harp On Mouth Sextet FUJIROCK EXPRESS ‘09 [...]
yesboxtest
11月 5th, 2014 at 4:19 AM
I’m still learning from you, but I’m trying to achieve my goals. I absolutely liked reading all that is posted on your blog.Keep the stories coming. I liked it!
AmySColorado
6月 24th, 2016 at 10:03 PM
There may be definately much to understand about this subject.
I like each of the points you made.