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nenem

08 / 5
at 2:13 am

 

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photo by Yusuke Kitamura

 昨日もさぞ素敵なルーキー5バンドが持てる力を尽くして聴衆に自分たちの存在を強く訴えかけていたことだろう。だが、二日目のトップバッターであるnenemも負けちゃいない。東京を拠点に活動するインストロックバンド5人組が魅せたパフォーマンスは称賛に値する。

 その音楽性はカテゴライズするならポストロックと呼ばれるものに属すだろうか。グルーヴィなベースと力強いドラムで楽曲をしっかりリードしつつ、クリアなギターの音色と鮮やかなキーボードの旋律がスペーシーに拡散していく。それもとてつもないきらめきを残しながら。そして、変拍子なども交えながら優美な静パートから混沌とした動パートへの遷移も着実に行い、大きな物語を創り上げる。その静と動による心身の揺り動かしは個人的にはグッとくるものがあり、上々。また、ステージ後方にはスクリーンが用意されており、耽美な映像と合わせて人間の五感に訴えていくような構成をとっているのも特徴のひとつ。そういった点を含めて細部に至るまで完璧にこだわった作りは評価されてしかるべきだろう。 

 この場に駆けつけた人々は独特の緊張感を持ちながら、刻々と変わり行く映像と音風景に釘付けになっているようだった。かくいう私もその一人で、夜のムードにぴったりの世界観に引き付けられていた。

 ただ、MCでは語られることはなかったが、どうやら今回のフジロックのルーキーステージをもってバンドの中核を担ってきたメンバー3人が脱退してしまうようだ。非常に残念な結果である。色々と彼等の良い評判を耳にしていただけに余計にそう感じてしまう。この試練をnenemはこの先、どうやって乗り越えていくのだろうか? 今後の活動に注目したいところ。きっと彼等はこの状況を乗り越えていけると信じたい。

 とりあえず今日のところは、バンドのひとつの集大成ともいえる苗場の舞台に立ち会えただけでも本当によかった。貴重な時間を過ごさせてもらったことに感謝したい。

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->Photo Report

reported by org-takuya

 

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