photo by Photo by Koji Chikazawa
グリーンステージのアクトも全部終わり、帰る道についた人も多い。だけど、フジロックは朝5時までやっているので、まだまだ踊り足りない人たちにはレッドマーキーやパレス・オブ・ワンダーがある。レッドマーキーでは、一個前のDJ TIM HEALEYがかなりの盛り上げをもたらして、次に登場するサニーJもレッドマーキーに残るお客さんたちの期待を集めたのだった。
リヒャルト・シュトラウスの『ツァラトゥストラはかく語りき』、またの名を映画『2001年宇宙の旅』テーマが大音量で流れてメンバーが登場。DJのサニーJと黒人女性ヴォーカル、黒人男性ドラマーの3人である。
メンバーの体に照明が当たるので、3人が同じ黄色いジャージを着ているように見えて、顔に当たらないので遠くからだと表情がよくわからない。これは意図的なのだろう。DJや打ち込みのオケに生ヴォーカルと生ドラムをかぶせるスタイル。
ジェームス・ブラウンの”Get Up (I Feel Like Being A) Sex Machine”をサンプリングしたり、ホワイトストライプスの”seven nation army”とユーリズミックスの”Sweet Dreams (Are Made of This)”をマッシュアップさせる。テクノの力強いサウンドにソウルフルな声が上手く組合わさって、明るくノリよくお客さんたちを踊らせる。
大阪と縁があるのか「アリガト、オオキニ!」と挨拶したりと、エンターテイメントに徹したステージで、疲れも知らずに盛り上がる。ラストはユニコーンの”すばらしい日々”をサンプリング。サービス精神旺盛の彼らによって、幸福感に包まれて締めたのだった。
reported by org-nob
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