Photo by Tsuyoshi Ikegami
「人生は祭りだ、共に生きよう!」中川のそんなMCで始まった、ソウル・フラワー・ユニオン。そういえば、数年前のアバロン・フィールドでは、入場規制が掛かるほどのオーディエンスを集めるも大雨。この日は開始前に雨こそ上がったものの、ぐづつき気味な空の下、お祭り気分を期待して最果ての地まで集まったオーディエンスに、期待以上のパフォーマンスを見せてくれた。
“ラヴィエヴェル~人生は素晴らしい~”“ムーンライト・ファンファーレ”と、出だしからチンドン・ロックは全開。「あそーれ」と合いの手を入れながらエイサーで煽れば、PAの後ろにまで膨れ上がったオーディエンスの両手も、自然と天にかざされ左右に揺れる。
キラーチューンの連続に、オーディエンスからはたまらず「日本一!」と声が掛かる。「そんなもんちゃうで~」と満面の笑みで応える中川に、ステージの上も下も関係なく今このときを楽しみ、充実した祭りのひとときを過ごせていることが強く感じられた。
「いろんな曲あるで~、ややこしいバンドや~」と、ギターを三線に持ち替えれば、亡くなった仲間に捧げる“満月の夕”、ヒデボーがチンドン太鼓を持てば“インターナショナル” “海行かば山行かば躍る屍”と、お馴染みのキラーナンバーで畳み掛けるから、手にしたカップはすぐに空き、メンバーがステージを去ってからもオーディエンスの熱狂が冷めることはない。
レッドゾーンを振り切った盛り上がりは、オーラス曲“歌は自由を目指す!”の一節を用いた「苗場か~ら~歌は自由を目指~す~!」の大合唱となって、チョコレートの沼に咲いた“魂の花”たちを飲み込む。いつまでもやむ気配のないそのコールに、この日のこのステージを今年のベストアクトに挙げるフジロッカーが少なくはないことも簡単に想像できた。
次は9月21日、オゾマトリやオキ・ダブ・アイヌバンド、UA、加藤登紀子など、フジロッカーにもお馴染みのメンツが揃った“ピース・ミュージックフェスタ’09 フロム・宜野湾”。苗場でのこのステージを見逃したフジロッカーも、あるいは沖縄からフジロック・エクスプレスを楽しんでくれている画面の向こうのあなたも、苗場でのこの盛り上がりを疑似体験しに足を運んで欲しいと思う。
The official site
The official site http://www.breast.co.jp/soulflower/ check ‘em? –>iTunes The latest single "ルーシーの子どもたち" The latest album "Cante Diaspora(カンテ・ディアスポラ)" The latest DVD "ライブ辺野古" NEED YOUR SUPPORT "風ガハランダ唄" 12曲(内新曲が9曲)入りアルバム |
The latest album Soul Flower Mononoke Summit "Deracine Ching-Dong" previous works "満月の夕~90’s シングルズ" (国内盤) "寝顔を見せて" (国内盤) "ラヴィエベル〜人生は素晴しい"(国内盤) "ゴースト・ヒッツ 00~06"(国内盤 / iTunes) "ロロサエ・モナムール"(国内盤 / iTunes) "極東戦線異状なし!?"(国内盤 / iTunes) "シャローム・サラーム"(国内盤 / iTunes) "LOVE±ZERO"(国内盤 / iTunes) "スクリューボール・コメディ" (国内盤) "緑の沖縄 [MAXI]" (国内盤) by 登川誠仁 with ソウル・フラワー・ユニオン "UNCHAIN" (国内盤 / iTunes) "アジール・チンドン" (国内盤) "レヴェラーズ・チンドン" (国内盤) "High Tide And Moonlight Bash" (国内盤) "WINDS FAIRGROUND" (国内盤) "MARGINAL MOON" (国内盤) "宇宙フーテン・スイング [MAXI]" (国内盤) "エエジャナイカ [MAXI]" (国内盤) "ELECTRO AGYL-BOP" (国内盤) "GHOST HITS 93~96" (国内盤) "ワタツミ・ヤマツミ" (国内盤) "カムイ・イピリマ" (国内盤) "青天井のクラウン [SINGLE]" (国内盤) "EACH LITTLE THING [MAXI] " (国内盤) "向い風 [SINGLE]" (国内盤) "満月の夕 [SINGLE]" (国内盤) DVD check the albums? |
reported by org-imakaz
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