« English Version

渋さ知らズオーケストラ

08 / 2
at 11:52 pm

0726_shibusa_or_0009 

Photo by Suguta

 頭脳警察、ソウル・フラワー・ユニオン、渋さ知らズオーケストラと続くこの日のオレンジ・コートを楽しみに、苗場まで足を運んだというフジロッカーも決して少なくはないはずだ。ダンドリスト不破大輔が、ネイビーのTシャツにベージュのパンツの裾は黒いゴム長にイン、といった田んぼ帰りのお父さんスタイルで設営を段取る中、悪い足元にも負けずに集まったお祭り好きは、気がつけばPA後ろどころか、カフェ・ド・パリに続く土手の上にも厚い列を作っている。

 「おまえら、こんな天気の中、オレんちまで来てくれてありがとよ! ウィーアーフィッシャーマン・バンド、渋さ知らーズ!」玄界灘ハッピにねじり鉢巻き、褌といったいつものスタイルで渡部が煽れば、その熱は一気にオーディエンスを飲み込む。

  入れ代わり立ち代わり表れる白塗りや四角い箱を被ったパフォーマーに、ペロ&さやかのお馴染みセクシーダンサーズ。あるいはバナナの房のように髪を大きく盛ったパフォーマーは、手にしたバナナでオーディエンスを煽るし、迷い込んだのかそれともこれもパフォーマンスなのか、ステージ上をうろつきまわる小さな子供まで。

  足元がドロドロなら頭の上には銀龍が舞い、さらには隣のステージでのライブを終えた勝井祐二もバイオリンを抱えて期待通り乱入したり……とこの日のステージも溢れんばかりのてんこ盛り。とどめには、ウッドベースの足を電動やすりで削って火花を散らす中、バカテクを誇るメンバーが代わる代わるその腕前を披露すれば、そこはもう絶妙なバランスで秩序立てられたカオス、ヒッチャカメッチャカな極楽浄土が広がった。

  ペロとさやかの振りに合わせて躍る人がいれば、とにかく両手を挙げて笑顔で泣いている人、体は左右に揺らしながらも圧倒的な迫力にぽかーんと口を開けたままの人、さらにはお父さんに肩車されながら手を叩いて大はしゃぎな小さな子供まで、老若男女入り乱れてのお祭り騒ぎは、3日目の夜に突入もまだまだ楽しみ足りないみんなの心を、ガッチリと鷲掴みにした。

【PHOTO】渋さ知らズオーケストラ

reported by org-imakaz

 

« 次の記事へ | 前の記事へ »

Comment Form

top