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BRAHMAN

07 / 31
at 8:21 am

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Photo by Takumi Nakajima

 初めてフジロックに行った1999年、ホワイトステージで土ぼこりにまみれ、めちゃくちゃになりながら彼らを見ていた記憶は、10年経った今もその興奮と共に残っている。何度見ても、また見たくなる。そんな衝動を掻き立てるバンド、ブラフマン。1999年以来、フジロックに行けなかった2001年を除いて彼らのステージは必ず見てきた。そして今年のグリーンステージでも、期待を裏切ることなく真剣勝負の息を飲むパフォーマンスをしてくれた。

 1曲目の“PLACEBO”からトシロウがモッシュピットに降りてきて歌い始める。そしてそのままみんなの頭上を転がっていく。こんなことって、今まであっただろうか。この広いグリーンステージで、まるでライブハウスでやるかのような、お客さんと一体になるギリギリのところまでやってくれる心意気に泣けた。ステージ上も狭いライブハウスでやる時と同じように、4人がギュっと集まっているセッティング。

 最前列でほぼトリップしていたので正確にはわからないが、彼らの実力を世に知らしめた『A MAN OF THE WORLD』から半分くらいはやってくれたと思う。そして原点と言える『group our way』からもという、どう考えてもヤバイ選曲。そりゃ、ダイブの嵐もハンパないはずだ。次々と転がって通路でお互いハイタッチする光景が楽しすぎる。その数はスタッフ側の予想を遥かに上回り、セキュリティスタッフだけでは完全に追いつかなかった。急遽、他のスタッフが次々と通路に降りてくる。がたいの良い外国人スタッフが、はぁはぁと息を切らしている。途中でトシロウのマイクスタンドが折れ曲がる。マコトのベースの音が出なくなる。その激しさこそ、ブラフマンだ。

 後半、“BEYOND THE MOUNTAIN ”で頭は完全にトリップ。自分の中の感情をこれでもかというくらいにさらけだす。気を抜いたら失神だ。勢いにのまれて、でもそれを吸収して、エネルギーをぶちまける。息つく間もない怒涛のライブが終わり、最後はトシロウがマイクを投げつけて去っていった。見終わった後、肉体的なダメージはあるけれど、それ以上に精神的に満たされる何かがある。ライブは生き物、その一瞬一瞬が真剣勝負ということを痛感させてくれると同時に、ライブの楽しさをこれでもかと感じさせてくれるバンドだ。あのステージを見た人全員に、改めてお疲れさま! と言いたい。そして、最高のライブをありがとう!

reported by org-riko

 

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