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忌野清志郎 スペシャル・メッセージ・オーケストラ NICE MIDDLE with New Blue Day Horns

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at 1:26 pm

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Photo by Terumi Fukano

 夕方からぱらつき始めた雨も上がり、すっかり日が落ちたグリーンステージ。開始時間が近づくにつれて集まりだす人だかりは、数年前のレッチリやビョークのそれ以上。ステージ後方の林の中にまで広がる人の海は、誰からも愛されてきた人柄とキングと呼ばれる所以でもある圧倒的な存在感を、改めて感じさせる。

 日高大将のMCによって、前座替わりにまず呼び込まれたのは泉谷しげる。「おめーの歌はいちいちキーがたけーんだ」と、名刺代わりの毒舌で噛み付けば、キングはさっさと歌えとばかりに頭を小突いて応える。泉谷が舌打ち混じりに“シュー”を歌い切れば、続いて登場のブッカー・Tにウィルコ・ジョンソン、スティーブ・クロッパーの3人は、キングも高校時代から愛しているというオーティス・レディングの“ドック・オブ・ベイ”でオーディエンスを温め、いよいよ待ちに待ったその時がやって来る。

 モニターに映し出されるキングの姿は、地響きのような大歓声によって迎えられた。青山での壮大なロックンロール・ショウから2ヶ月あまり、数万の仲間に見守られての久々の凱旋ライブは、ナイス・ミドルをバックに従えて“JUMP”で幕を開けた。

 盟友たちが入れ替わり立ち替わりでステージに呼び込まれ、セッションを進めていく。チャボが持つのは、この日のためにキングの家族から借りてきたというエクスワイヤーだし、浜崎貴司とYO-KINGを従えての“デイドリーム・ビリーバー”では、集まったオーディエンスも「ずっと夢見させてくれてありがとう」とキングに感謝を示した。

 UA、トータス松本、ヒロトとマーシー、チャラとレヨナ……とセッションは続く。去年キャンセルを余儀なくされた悔しさを、キングは数万人の前ですべて吐き出し、オーディエンスも待ってましたとばかりに、圧倒的な大合唱で彼の帰りを歓迎する。クライマックスは、この日セッションした仲間を集めての “雨上がりの夜空に”。雨も上がった文字通りのその状況の中で、数万人の大合唱と共に、キング最期のシャウトが苗場の山にこだました。

 曲が終わり、「Oh! RADIO」が流れる中、キングはみんなよりも一足先に、自慢の自転車で苗場を後にした。モニターに映るその後ろ姿に、「FOREVER 忌野清志郎」の文字が重なると、厚い雲の切れ間からは一粒のダイヤモンドが輝きを放っていた。

【PHOTO】忌野清志郎 スペシャル・メッセージ・オーケストラ NICE MIDDLE with New Blue Day Horns

reported by org-imakaz

 

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3 Responses to 忌野清志郎 スペシャル・メッセージ・オーケストラ NICE MIDDLE with New Blue Day Horns

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9月 16th, 2014 at 10:40 AM

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